国際原油価格が4ヶ月ぶりの安値、プラスチック市場は弱含み
2026年6月26日 市場レポート
1. 原油市場の動向
6月25日欧州時間の取引開始時、国際原油価格は下落を続けました。ブレント原油は0.59%安の1バレル72.95ドルとなり、73ドルの節目を連続して割り込みました。WTI原油は1バレル70ドルを割り込み、69.60ドルで0.39%の下落となりました。ブレント原油とWTI原油は共に2月28日の米イラン対立以降の安値を更新しました。
米国とイランの最初の平和交渓が前向きな進展を見せ、米財務省がイラン産石油製品の輸出制限を一時的に緩和したことで、世界のエネルギー供給逼迫が緩和される可能性があり、原油価格に下押し圧力がかかっています。
2. プラスチック市場の概況
PVC市場:全国主流市場の平均価格は4,485元/トンで、前日比12.14元/トン(0.27%)の下落となりました。華東地区では5型現物の主流取引価格帯は4,400-4,520元/トンでした。市場の取引心理は悪く、売り手はさらなる下落を恐れて価格を下げて在庫を処分しています。
PP市場:ポリプロピレンの現物価格は9,656-9,706元/トンの範囲でした。先物は底値を探る動きが続き、取引心理は不振でした。上流の石油化学メーカーの多くが工場出荷価格を引き下げ、現物の提示価格の中心が下がっています。
PE市場:ポリエチレン全体の需要は弱含みでした。華東地区ではLLDPEの売り提示価格は7,500元/トン前後でしたが、買い手の需要は鈍く、実際の取引量は少なかったです。市場全体は弱含みの展開が続いています。
3. 今後の見通し
原油価格の継続的な下落により、プラスチック市場のコスト支えが弱まっています。PP、PE、PVCは短期的に弱含みの展開が続くと予想されます。トレーダーは概ね様子見姿勢をとっており、市場には実質的な好材料が不足しています。エンドユーザーの調達は必要ベースに留まっています。原油価格の動向と下流需要の回復に注目が必要です。
データ出典:CNGold、SCI99、100PPI