【 plastics industry 業界レポート 2026年7月26日】
地政学的リスクの緩和とドル高を背景に、7月24日(木)の原油先物は急落しました。WTI9月物は前日比2.88ドル安の89.31ドル、バレル(一バレル=約159リットル)で終了。ブレント9月物は3.91ドル安の96.78ドル。一日の下落率はそれぞれ3.12%、3.88%に達しました。ただ、両指標は週間でも8.27%、9.85%上昇しており、3週連続の陽線を維持しています。
plastics先物市場:PVCが強反発、PE・PPは高値圏でこう着
原油の変動を受け、中国の化工品先物夜間は分化しました。LLDPE主力限月は7,990元/吨で7元下落。PP先物(引網材)は8,470元/吨で横ばい。PVC主力限月は4,656元/吨へ38元急騰、反発力が際立っています。
現物市場も連れて上昇。金聯創データ(7月25日時点):PE価格指数は9,234ポイント(+40ポイント、+0.43%)。PP価格指数は9,252ポイント(+27ポイント、+0.29%)。PVC価格指数は4,700ポイント(+13ポイント、+0.28%)。
需給の両面:検査縮小と新設備拡張が同時に進行
7月の国内PE業界は「検査減+新設備増」の二重奏特征を呈しています。上半月検査产能が小幅減少し、中旬以降复工が増加。タリム第2期新設備が正式投产し、供給サイドの压力をさらに強めています。卓創データによると、2026年6月の中国PE輸入量は約44.93万トンで、引き続き近年最低水準を更新しています。
政策面:再生プラスチックに歴史的政策追い風
2026年、再生プラスチック業界に歴史的政策の追い風が吹いています。『中華人民共和国生態環境法典』が年内に採決され、8月15日から施行されます。7省庁が連名で出した『再生材料応用普及行動方案』は、2030年までに再生プラスチックの年产量を1,950万トン超とする目標を明記しました。再生PPなどの細分市場にとって、長期成長空間が開けます。
廃プラスチック回収再利用の法制化は、サプライチェーンに深い影響を与えます。業界分析では、核生成剤(Nucléant)技術が再生PP性能向上の鍵となり、回収材性能劣化問題を効果的に解消し、高品質再生プラスチックの規模化応用を推進すると指摘しています。
価格一覧(2026年7月25日)
- LDPEフィルムグレード:10,650元/吨(前日比変わらず)
- PP引網材:9,850元/吨(+100元/吨、+1.03%)
- PVC総合(SG-5):5,500元/吨(前日比変わらず)
- 高端GPPS:10,400元/吨(+50元/吨、+0.48%)
出典:金聯創、卓創、上海航运交易所 | plastics業界指数:8,388(+28、+0.33%)