7月24日、中国の先物市場ではエネルギー・化学品セクターが総じて上昇し、ポリオレフィン先物が全面的に反発した。大連商品取引所のLLDPE(ポリエチレン)主力限月は1トンあたり7,990元で引け、1.28%高(+101元)。取引時間中の高値は8,092元、安値は7,897元だった。ポリプロピレン(PP)主力限月は8,470元で引け、0.94%高(+79元)、日中高値は8,560元。先物の堅調さが現物市場のセンチメントを一定程度下支えした。
PE市場:現物価格は先物に沿って調整。華東地区のLLDPE主流オファーは1トンあたり8,350〜8,400元前後で、一部の石化メーカーは出荷価格を据え置いた。川下は必要分の補充が中心で、購入意欲は限定的だった。
PP市場:現物はおおむね小動き。先物反発で業者心理はやや改善したが、川下工場の需要は限られ、多くが必要に応じた購入にとどまり、個別交渉が中心となった。
PVC市場:全体的に軟調に推移。カーバイド法の主流成約は圧力を受け、業者は在庫やコスト状況に応じて柔軟に値引きした。金聯創のPVC価格指数は4,600付近だった。
コスト面:原油はWTIが1バレルあたり約78.95ドル、ブレントが約84.23ドル。原油価格の一進一退により、プラスチック原料のコスト支援は限定的だった。
今後の見通し:市場関係者は、PPの増設サイクルは依然として続いており、新設備の稼働で供給が潤沢な状態が続くため、ピークシーズンの需要実現は難しいと指摘する。短期的にポリオレフィン先物は堅調ながら変動しやすく、現物は追随買いに慎重で、狭いレンジでの調整が続くとみられる。