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PP-TD20とは?鉱物充填ポリプロピレンを解説

TDはタルク(talc)、20は充填率20%を意味します。鉱物充填によりポリプロピレンに剛性・耐熱性・寸法安定性をもたらします。

製品ギャラリー2026-07-21

まず命名を読む

PP-TD20の読み解き方:PPはポリプロピレンベース樹脂、TDはタルクの慣用略記、20は約20%のタルク充填率です。同系列にはPP-TD10、TD30、TD40があり、さらにガラス強化のPP-GF20、耐衝撃改質のPP-EPDMが加わります。

これは国際的な命名規格ではないため、サプライヤーによって表記が多少異なります。データシートの方がグレード名より信頼できます。

滑石がもたらすもの

剛性:曲げ弾性率はホモポリマーPPの約1,500 MPaから2,200〜2,800 MPaに上昇します。

耐熱:0.45 MPaでの荷重たわみ温度は約95 °Cから115〜125 °Cに上昇し、荷重下での軟化を防ぎます。

寸法安定性:成形収縮率は1.5〜2.0%から0.9〜1.2%に低下し、方向によるばらつきも減って反りが軽減されます。

コスト面:密度は約1.05〜1.12 g/cm³に上昇し、衝撃強度は低下し、溶着や塗装は難しくなります。

用途と代替材

自動車のドアパネルやカバー、エアコン部品、洗濯機のバランスウェイト、小型家電のフレームが主な用途です。

さらに優れた低温衝撃強度が必要な場合はPP+EPDM-T20へ段上げするのが定石で、130 °Cを超えるならPP-GFやPAを検討します。

公開日 2026-07-21・製品ギャラリー・選定の参考情報です。出荷判定値は合意された技術文書をご参照ください。

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