1. 国際原油市場
6月23日、国際原油価格は大幅に下落した。WTI 7月物は1バレルあたり1.82ドル安の74.03ドルで終了し、前日比2.4%安。ブレント8月物は2.39ドル安の77.66ドルで2.98%の下落となった。中東の地政学的緊張の緩和が引き続き主要な要因となり、供給途絶の懸念が著しく後退した。
2. 中国先物市場
ポリプロピレン(PP):PP先物は大幅下落し、主力契約は7,388元/トンで終了、前日比103元/トン(1.38%)安。場中の最安値は7,352元/トンで、建玉が1.09万枚増加した。ホモポリマーPPの現物相場も持続的に下落しており、週間累計下落率は3%を超えている。
ポリエチレン(PE):PE市場は下落基調を継続。HDPE価格は週間で約800元/トン暴落し、主要プラスチックの中で最大の下落幅となった。LLDPE先物は7,160元/トンで46元安に終了。供給過剰と需要不振の構造により、市場は深い調整局面に入っている。
PVC:PVC先物V2609は出来高急増で暴落、終値4,444元/トン、前日比119元安(2.61%安)。場中の最安値は4,439元/トン。建玉は5.35万枚急増して138.95万枚に達した。上位20社のネットショート建玉は3万枚。国泰君安期货が約7.85万枚のネットショートで空売り上位を維持しており、空売り勢力が継続的にポジションを構築している。
3. 現物市場動向
JLC(金聯創)データによると、プラスチック総合指数は8,131ポイントで前日比128ポイント安。PE価格指数8,655(184安)、PP価格指数9,182(214安)、PVC価格指数4,657(17安)、ABS指数9,873(77安)、PS指数10,199(122安)。アジアスチレンモノマーは1,046ドル/トン。ブタジエンCFR台湾は1,265ドル/トン(170ドル安)。
4. 市場展望
短期的には、地政学的緊張の緩和と下流需要の低迷がプラスチック市場の下値を支える要因となり続ける見込み。OPECプラスの生産政策と中国マクロ政策の動向に注目が必要。買い戻しによる反発の可能性にも留意すべきである。