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自動車内装におけるPP-TD20:ドアパネル、ピラー、インストルメントパネル

内装では低コスト・低臭気・易成形性が必須要件です。PP-TD20とPP+EPDMの棲み分けは明確です。

導入事例2026-07-15

地域による分業

ドアパネル基材、ピラートリム、コンソール本体のような大型薄肉部品は剛性と寸法安定性が支配するため、PP-TD20が標準です。

直接触れる部位——ドア上部トリム、センターアームレスト——には靭性が必要で、PP+EPDM-T20へ切り替えます。剛性と引き換えに、感触と低温衝撃強度を得られます。

エアバッグ展開に耐えなければならないパネルは、より高い伸びが必要で、専用の耐衝撃改良システムを使います。

3つの必須要件

1つ目は臭気とVOCです。VDA 270による臭気等級は通常≤3.0で、VDA 278によりTVOCとフォギングの上限があります。

その2は耐スクラッチ性です。内装表面は常に手で触れられるため、通常はエリクセン試験またはファイブフィンガースクラッチ試験でΔL ≤1.5が要求されます。これはタルクの硬度と直接相関し、より柔らかく純度の高いタルクほど良好な結果を出します。

3つ目は長期熱老化です。120 °Cで400時間後の外観と物性の保持が、夏場の変形やチョーキングを防ぐ上で決定的です。

コストと軽量化

ABSに対し、PP-TD20は低密度で単価も安く、内装のコストダウンの主力路線です。近年、薄肉化とマイクロセル発泡の組み合わせにより、さらに10〜15%の軽量化が達成されています。

軽量化は性能低下を意味してはなりません。薄肉化の後は、剛性と組立強度——特にスナップフィット部分——を再検証する必要があります。

公開日 2026-07-15・導入事例・選定の参考情報です。出荷判定値は合意された技術文書をご参照ください。

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