プラスチック業界日報(2026-08-24):ポリオレフィンは堅調に推移、地政学とコストが下支え
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公開日:2026-08-24 10:58
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プラスチック業界日報(2026-08-24):ポリオレフィンは堅調に推移、地政学とコストが下支え
【本日の要点】
- 国内のポリオレフィン現物価格は小幅に変動。PE・PPともにおおむねレンジ内での堅調な展開。
- 地政学情勢(米イラン対立、ホルムズ海峡の通過効率の低位)がエネルギー・ケミカルセクターのリスクプレミアムを押し上げ続け、原油の堅調さがコストを下支え。
- 下流は依然として伝統的な需要のオフシーズンにあり、自主的な在庫積み増し意欲は弱く、価格の上値を抑えている。
【PE(ポリエチレン)】
現物:華北主流8,470元/トン(前週比-8元/トン)、華東8,613元/トン(横ばい)、華南8,845元/トン(前週比-68元/トン)。
供給:先週の国内PE装置稼働率75.54%(前週比-3.15ポイント)。計画外修理の影響による減産16.48万トン(前週比+2.24万トン)と、修理集中で供給が一時的に引き締まる。
需要:下流全体の稼働率35.15%(前週比+0.48ポイント)。農業用フィルムの本格シーズンは未到来、包装フィルムは刚需(必要最低限の需要)を維持。
在庫:生産者サンプル在庫46.65万トン、前週比わずかに積み増し(+0.18万トン)。
先物:8月21日L2609は8,148元/トンで引け、先物価格は反発。
見通し:原油高とコスト面の下支え強化でセンチメントが改善し先物が上昇。ただ下流はオフシーズンで積み増し意欲は弱く、強弱が交錯するなかレンジ内での推移が予想され、やや堅調になる可能性あり。
【PP(ポリプロピレン)】
現物:華北主流9,148元/トン(前週比-29元/トン)、華東9,181元/トン(前週比-6元/トン)、華南9,292元/トン(前週比-20元/トン)。
供給:先週の平均設備稼働率69.32%(前週比+0.59ポイント)、中石化稼働率56.68%(前週比-2.95ポイント)。国内生産72.23万トン(前週比+0.62万トン、前年同期比-8.14%)。
需要:下流9業界の平均稼働率44.70%(前週比+0.15ポイント)と全体に低い。
在庫:生産者在庫37.72万トン(前週比-0.67万トン、1.75%の取り崩し)。
見通し:8月21日に先物反発。ファンダメンタルズに大きな変化はなく、PP先物はレンジ内の堅調な展開を継続する可能性。
【PVC(塩化ビニル樹脂)】
現物:華東のカーバイド法5型倉出し4,500-4,600元/トン、エチレン法4,850-5,000元/トン。
分析:PVCは引き続きコスト面の下支えがあるが、需給ともに弱く、貿易政策の制限も重なりインド筋の様子見姿勢が強まって現物市場は軟調に推移。PVC価格は引き続きレンジ内での推移が予想され、大きな変動の余地は小さい。
【ソーダ灰】(関連チェーン)
現物:沙河の重質ソーダ灰983元/トン(横ばい)。華東・華北1,150元/トン、華中1,100元/トン、いずれも横ばい。
供給:先週の全体稼働率78.31%(前週比+2.16ポイント)、生産74.58万トン(前週比+2.05万トン)。休転していた設備の相次ぐ再開で供給は小幅に増加。
【今後の注目点】
1. 中東の地政学情勢とホルムズ海峡の通過回復状況。
2. 原油価格の動向とポリオレフィンのコスト下支えの強さ。
3. 農業用フィルム本格シーズンの立ち上がりと積み増し意欲。
4. 装置修理からの再開ペース。
出所:安糧期貨(同花順投顾)、華泰期貨、華龍期貨、卓创資訊、隆衆資訊など。2026-08-24時点。
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