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原油再急落 WTI91ドル割れ PVC先物連落 PE低位もみ合い PP下押し圧力増大

著者: 公開日:2026-06-06 13:28 閲覧数:0

原油再急落 WTI91ドル割れ PVC先物連落 PE低位もみ合い PP下押し圧力増大

2026年6月6日 市場デイリーレポート

6月5日、国際原油先物は再び大幅下落した。WTI7月契約の決算値は2.69%安の90.54ドル/バレル、ブレント8月契約は2.04%安の93.09ドル/バレル。日中WTIは一時92.18ドル、ブレントは92.28ドルまで下落し、両指標とも日内2%超の下落となった。需要への懸念が高まり、2取引日連続の下落となった。

原油市場:需要懸念が高まり、下落が継続

今週の原油市場は上昇後に売り込まれるパターンを示した。週初、WTIは93.76ドル、ブレントは96ドルまで反発し、米伊のホルムズ海峡を巡る対立激化が支えた。しかし後半、米原油在庫の予想外増加、中国製造業データの弱さ、OPEC+7月増産期待、ドル高など弱材料が集中し、高値から急速に下落した。

市場の関心は6月18日の中国製品油価格調整窓口に移っている。現在の原油変化率は-1.06%、ガソリン・ディーゼル約0.04-0.05元/リットルの引き下げが予想される。

PVC市場:先物連落、現物は弱含み

PVC先物主契約は4767元/トンまで下落し、日内1.87%安。期近PVC2609は4808元/トンで50元安。現物市場では、カーバイド法SG-5型PVCは4650〜4850元/トンのレンジ。設備修繕明けの再開が進み供給圧力が緩和、需要は低水準が続いている。原油コスト下落が下押し要因となり、短期的にPVCは弱含みレンジ相場が予想される。

PE市場:低位もみ合い、先物は微減

LLDPE先物主契約は7908元/トンで0.23%安、日中安値は7828元/トン。出来高36.71万手、建玉38.35万手。現物価格は各社まちまちで整理格局が継続。6月は修繕による供給減少量が約18.8万トン減少し、供給回復が進む一方で需要はオフシーズン入り。短期的に弱含み整理が予想される。

PP市場:5月上昇後、6月は下押し圧力

5月の国内PP市場は震蕩上昇し月均価格は前月比上昇、コストサポートと低稼働率による現物逼迫が推進要因だった。しかし6月は下押し圧力に直面:春の定期修繕明け装置の再開で供給が小幅増加、需要はオフシーズン入りで新規受注が弱く、下流の経営圧力が上昇。PP先物7月9303元/トン、9月8685元/トン。短期的に震蕩下行が予想される。

今後の見通し

原油の連続下落がプラスチック原料のコストサポートを継続的に削っている。WTIは91ドルを割り込み、90ドルを試すようであれば、プラスチック市場に新たな調整圧力がかかる可能性がある。注目点:1)OPEC+7月生産政策の調整、2)中東地政学リスクの再燃、3)夏季需要に伴う下流稼働率の改善。短期的には慎重な姿勢で原油動向と下流在庫補充ペースを注視。

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