化学原料の広範な下落継続 — TDIメンテナンスの波が迫り、需給攻防が激化
2026年6月3日 マーケット日報
6月2日、国内化学原料市場は弱含みの下落トレンドを継続。卓創資訊が監視する109品目のうち、前期は12.84%のみ上昇、71.56%が下落。
TDI:供給縮小シグナル強化、下落末期の兆し
国産TDI80/20華東/華南/華北で14,500-14,600元/トン(-350)。上海第1工場5月20日停止、韓華6月初め停止、新疆・福建も部分稼働。一部一次卸売業者が値下げを停止し、安定报价に転換。本日の下落幅は100元/トン程度に縮小見込み。
硬質ポリエーテル:コストサポート修復待ち、底値接近
華北8200-9200元/トン、華東8300-9300元/トン。プロピレンオキシドの下落止め反発シグナルが出現、40%が小幅反発、50%が横ばいを予想。
BPA:コストと需要の二面圧迫、70%が下落予想
華東8600-8700元/トン(-250)、華北8500-8600元/トン(-350)。供給過剰で在庫消化遅延。原料フェノールの上昇圧力でコスト面矛盾激化。
業界データ:石油化学景気指数98.13(やや過熱)
中国石油化学工業連合会と卓創資訊の共同発表による2026年5月石油化学景気指数は98.13(やや過熱)。淄博化工製品価格指数831.71(+0.43)。
展望
化学原料市場は「下落後の底探り」段階。TDIメンテナンスの波が供給縮小効果を段階的に発現。6月中旬頃に一部化学品の反発機会あり。装置メンテナンス動向と下游補庫リズムに注視。