
PC V-0:認証コストと実性能の差
どちらもV-0表記の難燃PCグレード2種でも、コストは2倍違い、成形条件の幅や外観の差はさらに大きくなります。3つの質問でやり直しを防げます。
質問1:ハロゲン系かノンハロゲンか
同じV-0難燃等級でも、臭素系とノンハロゲンのリン酸系ではコストに約30〜60%の差が生じます。リン酸系は流動性に優れる一方、吸湿しやすく加水分解も起きやすい傾向があります。
EU向け電気製品はRoHSとREACHによりノンハロゲンが必須です。その他の市場では、コスト管理のため臭素系を使えます。
質問2:認定肉厚と色等級
合否を分けるのは、イエローカードにV-0と記載された肉厚階層です。0.8 mmのV-0と1.6 mmのV-0は同じ製品レベルではなく、認証コストは肉厚と色ごとに積み上がります。
部品の最薄部が1.0 mmなら、3.0 mmのイエローカードを証拠として受け取ってはいけません。
質問3:透明性が必要かどうか
透明難燃PCは難易度が別格です。従来型の難燃剤は透明性を損なうため、専用のシリコーン系やスルホン酸塩系が必要となり、コストが大幅に上昇し、衝撃強度も不透明グレードより低くなりがちです。
透過率とヘーズの要件を最初に明示してください(ASTM D1003準拠)。そうすればサプライヤーが正しいグレードを提案できます。
公開日 2026-06-23・業界ニュース・選定の参考情報です。出荷判定値は合意された技術文書をご参照ください。
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