リード:5月19日、WTIは107.77ドル/バレルで取引を終え、イラン核合意再開期待により0.82%下落。ブレントも111.28ドル/バレルに下落。監視対象の石化製品の61.9%が下落し、プラスチック市場のコスト支援が弱まっている。
一、原油:地政学緩和シグナルが価格を圧迫
イラン核交渉への関心が再び高まり、1日150〜200万バレルの供給復帰可能性がリスクプレミアムを削っている。5月19日終値で、WTI6月限は107.77ドル/バレル、0.89ドル安(-0.82%)、ブレント7月限は111.28ドル/バレル、0.82ドル安(-0.73%)。中国SC原油先物は逆行して1.5元高の673.8元/バレル。
主要データ
| 銘柄 | 価格/データ | 変動 |
|---|---|---|
| WTI 6月限 | 107.77ドル/バレル | -0.82% |
| ブレント 7月限 | 111.28ドル/バレル | -0.73% |
| SC主力2607 | 673.8元/バレル | +1.5元 |
二、石化製品:コスト支援緩み、大幅下落
監視対象42品目のうち、26品目が下落(61.9%)、上昇はわずか5品目。下落上位はエチレンオキシド、ナフサ、プロピレンオキシド。ナフサの下落は下流エチレン・プロピレンの生産コストを直接引き下げ、プラスチック各種に伝播している。
三、今後の見通し
原油は短期的に105〜110ドルのレンジで推移する公算が大きい。石化製品側ではコスト低下傾向が確立しているが、5〜6月の設備メンテナンス期によるPP・PE供給タイト化効果は継続。WTI105ドルのサポート割れを注視。