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PP-TD20とTD30の比較、そしてPA6の反りが治りにくい理由

鉱物充填PPとガラス強化PAでは反りの原因が異なり、対策も異なります。

業界ニュース2026-06-23

TD20とTD30が分かれるポイント

曲げ弾性率はTD20で約2,200〜2,600 MPa、TD30で約2,800〜3,400 MPaです。耐熱は0.45 MPa荷重のHDTでTD20が115 °C付近、TD30は125〜130 °Cに達します。

コスト面:TD30の常温ノッチ付き衝撃強度は通常TD20の60〜70%で、低温ではさらに低下します。高密度で部品重量が増し、溶接性・塗装性も劣化します。

経験則:たわみに抗する必要があるならTD30、スナップフィットや落下要件があるならリブ付きTD20を使います。

PA6の反りがより難しい理由

PP-TDの収縮は主に物理的なものです — 大きいものの予測しやすく、保圧と金型温度で広い範囲にわたって補正できます。

PA6 GF30の反りの原因は異方性です:流動方向の収縮率0.1〜0.3%に対し直角方向は0.8〜1.2%と、3〜5倍の差が生じます。これは材料本来の性質であり、成形で軽減はできても排除はできません。

PAも結晶化するため、取り出し後24〜72時間は寸法が変化し続け、工程設定が難しくなります。

対策の比較

PP-TD:保圧の調整、金型温度のバランス調整、射出速度の低下で、ほとんどの問題は解決します。

PA-GF:設計の関与が必須です — 均一肉厚、ゲート数と位置の最適化、異方性低減のためのガラスの一部鉱物充填剤への置換、さらに量産前の流動解析です。

公開日 2026-06-23・業界ニュース・選定の参考情報です。出荷判定値は合意された技術文書をご参照ください。

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